沖縄県久米島。

沖縄本島から飛行機で35分程度、フェリーでは3時間前後とかかる沖縄最西端の島。

神々に選ばれし島と言われるほど、この島には神秘的な場所や息をのむような絶景が広がっています。

今年10月上旬、初めてこの久米島を訪れました。

20161010-092422.jpg 20161010-092527.jpg成田空港から那覇へ、そのまま飛行機を乗り継ぎ久米島へ。

沖縄本島近くの離島へは航空便がなくフェリーで渡るしかない島も多いのですが、那覇のフェリーターミナルは空港から車での移動になるため予想以上に移動時間がかかることも。なので本島→離島の旅行の場合はいつも、離島に渡る前日に那覇のフェリーターミナル近くで泊まり、翌日朝早くにフェリーに乗り込むというパターンです。

でも今回の久米島は飛行機で渡ることにしたので、当日朝7時に千葉NTにある自宅を出発し久米島空港には13時半ごろ到着、あっという間でした。

20161010-092717.jpg 20161010-092545.jpg島内はレンタカーで周りました。

こちらは、宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)。琉球王朝時代に建てられたお城で標高310m、沖縄県内で最も高いとされていて、沖縄のマチュピチュと言われています。

久米島は先日の台風で大打撃を受け至るところにその爪痕を残しており、宇江城城も上まで登ることができませんでしたが、眼下には島内だけではなく近隣の離島まで見渡せる素晴らしい景観でした。

20161010-092937.jpg20161015-164025.jpg足を踏み入れることができる場所があったので、悠久の時を感じながら久米島初ヨガ。

空がとっても近い。

ちっぽけな私。でもしっかり存在している私。

足元までしっかりと吹く風は、力強さとともに優しさも届きました。

久米島を守る風に受け入れてもらえた気がしました。

観光客ゼロ、幸せのひと時。

 

20161010-092759.jpg 20161010-092812.jpgこちらはミーフガー。

「ミーフガー」とは島言葉で「女性」という意味で、「女岩」とも言われているそう。

子宝に恵まれない女性がこの岩に向かって拝むと、子宝に恵まれるというご利益を得ることができるとか。

岩と岩の間まで歩いて行ってみると向こう側の海に見える太陽がまぶしかった。7月の1週間だけ、この岩の間から日の出が見えるんだとか。今度はぜひその時に来たいな。

400万年以上前にできたといわれているミーフガー。久米島は火山列島の一つですが、向かって右側の岩は火山岩と火山灰が蓄積してできたもの、左側は石灰岩という異なる岩質の岩が400万年前にぶつかり合ってできたと言われていて、岩同士がつながっているように見えることが奇跡そのもの、パワースポットとしても有名な場所です。

ミーフガーの岩に手を当てて目を閉じるとビリビリとエネルギーが伝わってきて、岩場を離れて車に乗り込むまでその感覚が残っていました。

20161010-093058.jpgさてこちらは天宮城(アンマーグスク)と立神(タチジャミ)という大きな岩のふもとです。

こちらも火山岩に囲まれていて足場がゴツゴツとして荒々しい雰囲気。

久米島には、宇江城城跡もそうですが天空の城ラピュタやナウシカを思わせるような絶景が多く、時空を超えた、まさに神様の降りる場所といった雰囲気です。

ここまで行くには地上から崖沿いにある遊歩道を歩いて下るのですが、これがかなり深い。

下るのはまだいいのですが、帰り登るのがかなりつらかったです。

急斜面をひたすら登るんですが途中で休憩しないと登り切れず、登り切った時には膝が笑う寸前でした。

 

20161010-093112.jpgこちらは畳石(たたみいし)。久米島から道路でつながっている奥武島(おうじま)で見ることができます(奥武島はとても近いので久米島の一部のような存在)。

直径1~2メートルほどの五角形や六角形の岩がまるで畳のように敷き詰められていることが名前の由来だそうです。

別名「亀石」。亀の甲羅のように見えることから。私はこっちの名前のほうが好きかな。

約2千万年前。

地中で冷えた溶岩が固まる際に規則的に割れ目ができ、長い年月をかけて波に侵食され続け、表面が平らになった姿で地上に現れたものと言われています。間近で見ると、これが自然現象なんてちょっと信じがたくなります。

防波堤のすぐ下に広がる亀石は自由に歩くことができます。

平坦な岩なのでお子さんや年配の方にも比較的安心してお散歩できる場所。久米島の山の上に沈む夕陽を亀石の上から眺めるのも素敵ですね。

久米島の神秘的なスポットをご紹介しました。他にも素晴らしい城跡や樹齢何百年を誇る大きな松の木など歴史的な遺産がたくさんある久米島。まさに神々の降りる島です。

まだまだ久米島の魅力はたくさん。次の記事をどうぞお楽しみに(#^.^#)