西表島2日目!!昨晩は移動の疲れも手伝ってぐっすり☆彡
西表島の素晴らしい日の出が迎えてくれました。
小鳥のさえずり、時折聞こえる馬の優しいいななき、心地良いそよ風、朝の新鮮な空気、朝露に濡れた草土からの香り。
西表島の朝は、他の沖縄諸島とはまた違った魅力があると思いました。
ゆったりとした優しさが流れている大好きな沖縄の朝、西表の朝はそこにどっしりとした包容力を感じます。
心地の良い安定感、力強いエネルギーとパワーを感じながらの朝ヨガ。大地を踏めば踏むほど地球のエネルギーが足裏からずんと跳ね返ってくる。そのエネルギーが起きたての身体を内側から目覚めさせ、アサナを作り、呼吸を広げ、次の吐く息でまた大地を踏みエネルギーを沈め、沸き起こるエネルギーを受け取る。
時間を忘れてヨガに没頭していたら、「朝ごはんで~す」とあやさんの声。
相変わらずの美味しいご飯♪朝のお味噌汁は身体に沁みますね。昨日の夕ご飯もそうでしたが、モンスーンさんのご飯は適度なボリュームなのも嬉しい(*´▽`*)
そうそう、お伝えし忘れていましたが、只今モンスーンさんに宿泊しているのは私だけ!宿での時間も朝陽もぜーんぶ独り占め、贅沢三昧させていただいております!!
さて、お腹いっぱいになったところで、水着&汚れてもいい恰好に着替えて、いざ西表の山と川と海の旅へ!!
午前中はカヤックで行くピナイサーラ(沖縄最大の落差を誇る滝)へ。マングローブ林の中を流れるヒナイ川をカヌーで進みそのあとはトレッキングでピナイサーラの滝へと向かう半日ツアー。
この日朝からお世話になるのはお散歩気分さん。昨日の夜突然お電話したダイビングショップさんに「西表の山も川も海も遊べる一日ツアーできますか?」とワガママなお願いをしたところ、山と川の半日ツアーをお散歩気分さんに手配して下さり、急遽本日の贅沢メニューが実現しました。お散歩気分さんはご夫婦で経営されているお店で、私のガイドを担当して下さった奥様のれいこさんは偶然にもお互いお同い年♪そして更にお客さんは私一人という贅沢三昧が続いています(笑)♪
朝9時、れいこさんが迎えに来てくれて車でヒナイ川へ。カヌーのこぎ方を一通り教わっていざ出発!
この日は本当に暖かくて、風も川面も穏やか、絶好のカヌー日和。
途中何度もカヌーがクルクル回って逆方向に進んだりマングローブにぶつかりそうになったりと四苦八苦。
そんなこんなを繰り返しつつも徐々に操縦のコツをつかみ、れいこさんのガイドでヒナイ川の植物や生き物の生態や特徴を楽しくお勉強。
西表の山や川の大自然ってものすごい。絶妙な秩序の下に成り立っているんだなと思いました。
マングローブのところどころに見える黄色い葉っぱが、根から吸い上げる海水の塩分を一心に集めている献身的な存在だということや、その葉っぱが大好きで落ち葉に群がる貝(塩分が欲しいのかな?)がいること、そしてマングローブに赤い花が咲くこと、その花が種(まるで大きなオクラやお豆のよう)を落としてまた新しいマングローブが生まれること。
マングローブがヒナイ川を豊かにし、ヒナイ川がマングローブを支えている。カヌーから覗く川の水はどこまでもきれいに透き通っていて、海から上がってきた魚も川に住んでいる魚も一緒に共存している西表島。
ここに住むものたちがお互いを認め支え合ってこのきれいで豊かな自然を作っている。私たち人間も関わり合いの中で生きている…たぶん…。でも関わり合うことでお互いを比べたり損得で測ったり、結局保身に走ったり、内にある豊かさから目を背けて外にばかり求めたり。でも実はお互いに幸せになる答えは意外にとてもシンプルなものなのかもしれない。西表島の生き物たちの美しさを目の当たりにしてそんなことを感じながらのんびりとカヌーで上流へと進み、船着き場でカヌーから下りて今度はトレッキングで目的のピナイサーラの滝へ。
れいこさんの後ろについて、ジャングルのような山道をえっちらおっちら。
途中で出会った天然記念物のサキシマスオウノキ。根を壁のように成長させてその根の間に葉を落とし、豊かな培養土を作って栄養源とするそうです。ついたてのような根はその豊かな土を囲い込むためのものなんですって。昔はこの板根を船の舵として使用したそうです。
実際に見るとものすごく頑丈で、舵にしようと思った昔の人の気持ちがなんとなくわかる気がしました。でも根っこを切ってしまったら倒れてしまわないのかしら。それにしても順応性が高くたくましいサキシマスオウノキ、すごいですっ(#^^#)
他にも珍しい植物や生き物たちを見ながられいこさんとの楽しいおしゃべりはノンストップ、時間が経つのを忘れてしまいました。何分ぐらい歩いたでしょうか。れいこさんの「おぉっ!」の声で見上げた先には…
県内最大の落差は55m。あまりに大きくて写真におさまりきらない程。
ピナイは「ひげ」、サーラは「~のような」という意味だそうで、白いあごひげに見えることからこう呼ばれるようになったんですって。
最高に気持ちがいいっ!!スパッと突き抜けた青い空と雄大にそびえる岸壁、そこに一本の真っ白な滝が水しぶきを上げながら勢いよくエメラルド色の谷へと落ちていく。岩肌に生える苔が気持ちよさそうにキラキラと輝いている。どこか神秘的で、繊細で、でもものすごく力強くて、圧倒的で、自然の美しさと怖さと迫力を瞬時に伝えてくれるピナイサーラの滝。
れいこさんに勧められ、滝の前の大きな岩によじ登りヴリクシャアーサナ(立木のポーズ)でパシャリ。風は吹いていないのに、滝が落ちる時の空気圧なのか、トレッキングの疲れなのか(たぶん原因はこっちですね)、ポーズを取っていても時折身体がフワッとぐらつき何秒もキープができないありさま(;^ω^)
れいこさんも一緒にヨガのポーズ「ヴィラバドラアーサナⅢ(戦士のポーズ3番)」にチャレンジ(^_-)-☆!ヒップアップ効果のあるポーズを教えてほしいというリクエストにお応えしました♡
ピナイサーラでゆっくりお茶を飲みながらしばし休憩。滝の音を聞き、美味しい空気を全身で浴び、雄大な自然に包まれていると、嫌なことも心配事も全部忘れてしまいますね、いつまでもこうしていたいぐらいです。
帰り道のトレッキング&カヌーも楽しかった♪
行きに比べて川の水かさも日の当たり具合も変化して夏のような気温の高さ、行ったことはないけれどアマゾンのジャングルに来たような気持になりました。あっという間に時間が過ぎてもうお昼時。れいこさんのおかげで楽しい山と川の旅を堪能しました♪
ピナイサーラのツアーはモンスーンさんやお散歩気分さんを始めいろんなショップがガイドしてくれます。一日ツアーもあって、滝の上までトレッキングして上からの西表島や近隣諸島まで見渡しながらまた違った表情のピナイサーラを楽しんだり、他の滝(西表島には魅力的な滝や山や川がたくさんっ)にも連れて行ってくれるところもあるようです。
ちなみにお散歩気分さんのHPブログにも今回の様子を載せていただいています。もしよろしければ、覗いてみてください(*´▽`*)
- 投稿タグ
- 沖縄