6月の古民家ヨガ@宮崎邸。お天気に恵まれ、朝から太陽がさんさんと降り注ぎ湿度温度共に高め。外に立っているだけで汗が出てきます。
ということで、芝生の上で裸足ヨガは熱中症の心配もあり今回は断念しました。
たっぷり2時間お座敷の上でヨガ!!
前半ゆっくり身体をほぐして伸ばした後、中盤は立ちポーズでエネルギーを上げました。
まずはアルダスーリヤナマスカーラ。
アルダは半分、スーリヤは太陽、ナマスカーラは礼拝。
”半分の太陽礼拝”というこのシークエンスは、ゆったりとした呼吸の中で丁寧に身体を感じて動きます。周りに合わせることなく自分のペースで、一つ一つのポーズ、そしてポーズからポーズへの移行の間、その一瞬一瞬を微細に感じ自分自身への気付きを高めていきます。呼吸の一粒一粒が身体に浸透し、エネルギーが流れ、心と身体がつながっていく時間。どんなふうに呼吸するか、どんなふうに身体を意識するか、その全てが自分の選択の下にある時間。あるがままの自分をただ見て、感じて、受け取っていく。皆さんの集中が、エネルギーが、私の身体にも染み込んで、私のエネルギーが皆さんに届いていく。これこそ、みんなで行うヨガの練習の醍醐味です。
そのあとは、様々な立ちポーズに展開して下半身をどっしり根付かせ力強さを感じ、頭を逆さに向けて見える世界を変え、凝り固まりやすい肩や背中周りを丁寧に使ってほぐし、身体を温めていきました。
初めての方も何名かいらっしゃったこの日の古民家ヨガ。慣れないポーズや身体の使い方、呼吸に挑戦されながら、呼吸と身体に真摯に向き合い、その中で生まれる感覚を丁寧に受け取られている様子が伝わってきました。
ヨガに慣れている方も、そうでない方も、各自で自分のヨガに没頭している。
その空気が、宮崎邸の空気と相まって、とても心地いい一体感が生まれていました。
無条件にただひたすら目の前のことに取り組んでいる皆さんの姿は、凛とした力強さと美しさがあって、心を打たれます。
私は、自分がヨガや瞑想を続けてきた中で思うのですが、ヨガを練習すると自分の中に「yes」と思える事…自分を許してあげられる事…が増えていくなと思っています。
私たちはつい、自分のことをできるできないでレッテル貼りしたり、他と比べて優越感や劣等感を感じ一喜一憂してしまいます。それを続けていくことで自分自身が苦しくなってしまうことも。
でもヨガで客観的に自分を見る練習を続けることで、そうした普段の自分の考え方や物事のとらえ方のクセに気付き、そんな自分を許し認め、もっと楽に楽しく幸せに生きていくことができるようになる、そう感じています。
最後は宮崎邸の暖かな落ち着く空気に包まれながら、ヨガニードラと坐位の瞑想を合計30分ほど。
外はムシムシとした暑さですが、宮崎邸の中は途中で扇風機を止めてしまうほど心地の良い風が通りぬけて、瞑想にはピッタリの場所です。
気持ち良すぎて眠ってしまった方も多かったかもしれません。
でもね、私はそれはそれでいいと思っています。
それだけ日頃疲れていて、心と身体が質のいい睡眠を欲しているという自分からのメッセージなのかもしれないなと思うからです。私自身、瞑想中に寝てしまったことは数えきれない程たくさんありますが、そんな時はしっかり寝て、そのあとで瞑想します。それでも寝てしまう時は諦めて翌日にします(笑)。
なので今回は、最初ヨガニードラで身体をリラックスさせてしっかり休んだ後に静かに座って瞑想の時間、という流れにしてみました。
いかがだったでしょうか。
私は、ヨガニードラも坐位の瞑想も、皆さんにぜひお家で実践して頂きたいと思っています。
最初は座り続ける事が難しかったり、仰向けになるとすぐに寝てしまってなかなか意識を集中させられないかもしれません。
でもこれも練習を重ねることで心と身体が慣れてきて、少しずつ集中できるようになっていくと思います。
私は、雨の音を聞きながら瞑想すると不思議と落ち着いて集中しやすくなります。梅雨の時期、おススメですよ♪
6月の宮崎邸は紫陽花や季節の花がきれいに咲いていました。やっぱり、梅雨の時期の宮崎邸はいいものです。
さて、次回の宮崎邸は7/31(日)9時半~です。
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皆さまのお越しを心よりお待ちしております(#^^#)