2017年瞑想&ヨガ初め。
1/9(祝月)に新春特別クラス『瞑想とヨガ』を印西市にある東祥寺さんにて行いました。
連休にも関わらず、お寺の本堂がヨガマットで埋め尽くされるほどたくさんの方にお越しいただきました。
「ヨガとは何ですか?」
普段ヨガを練習されている方々も、これからヨガを始めようとしている方々も、改めてそう聞かれるとどう答えていいかわからない人は多いのではないでしょうか。
そうなんです。難しい質問なんですよね…。
でもその一方で、「あなたはなぜヨガをするのか?」という質問には答えられる方、多いのではないでしょうか。ヨガをすると気持ちがいい、心が落ち着く、身体がほぐれて楽になる、呼吸が深まる感じがいい、心と体が静かになる、ヨガの後はなぜか家族に優しくなれる(笑)などなど、もっともっと多くの答えが返ってくるような気がします。
そう、ヨガが何かは漠然としているけれど、好きだから続けているという方は意外に多いのではないかなぁと思うのです。なぜって私がそうだったから。私はヨガのインストラクターになるまで10年近くヨガを続けていましたが、まさに私がそんな状態でした。
でも、その「ヨガとは何か」がなんとなくでも見えてくると、普段のヨガの練習の深まり方も、取り組み方も変わってきます。そして、ヨガと瞑想の関係性や瞑想の効果を知ることで、自分の内側へ意識を向ける「内観」の大切さや普段の日常生活にもヨガや瞑想の効果を生かすことができるようになっていきます。今回の特別クラスでは、まず最初に「ヨガとは、瞑想とは」について解説する時間を30分取りました。情報量が多くて話を聞くだけで大変だったのでは…と反省しつつも、このような時間を作ることの重要性についても改めて実感させられました。
さて解説のあとはいよいよヨガと瞑想の実践です。椅子を使うヨガは今回初めて経験された方も多かったのではないでしょうか。
椅子ヨガは年配の方にももちろんですが、お仕事や家事の合間にヨガマットがなくても気軽にできるヨガです。ぜひ椅子ヨガを普段の生活に取り入れて、肩こりや腰痛の改善、呼吸を深め心を落ち着かせてみましょう。椅子ヨガは月1回寺ヨガにて開催しています。ぜひご興味のある方はいらしてください。
瞑想は座り姿勢が長いので、立ちポーズを入れてリフレッシュしたり、肩や腰周りを伸ばしてほぐしたり、身体を楽にする動きを多めにしていきました。
そして、ヨガのあとは瞑想です。今回は仰向けで行うヨガニードラと座り姿勢で行うサマタ(シャマタ)瞑想の2つ。
ヨガニードラとは、訳すと「ヨガ的な眠り」。内観を伴う深いリラクゼーションでもあり瞑想法でもあります。ニードラ1時間の練習が4時間分の睡眠に匹敵すると言われており、幅広い年齢層や体調の方に実践可能なヨガの技法です。
リラックスの領域にとどまらず、練習を重ねることで気づきの感覚が深まり、自分の中で眠っていた深い声に気づけるようになります。ご自宅での練習にも取り入れやすいヨガニードラ。夜寝る前にお布団の上で練習していただくのもおススメです。
ヨガニードラのあとはサマタ瞑想。サマタとは一点集中型の瞑想です。今回は呼吸に集中していきました。呼吸に意識を向け続けることの難しさを味わった方、多かったのではないでしょうか。途中で外の音に気を取られたり、ふと頭の中に浮かんだ考えに引っ張られて気が付いたら呼吸への意識を忘れてしまっていたり、なかなか集中できずに自分の外側のいろんなことが気になってしまったり、眠りに落ちてしまったり。でも、集中できなかったことを責めたり、自分には向いていないと諦めてしまわなくて大丈夫です。みなさん初めは集中できないですし、自分がこんなに集中できないんだということに気付くこともすごく大切な気づきです。瞑想は練習を重ねることで体験が深まっていきます。意識がそれたことに気づいたら、また集中対象に戻ればいい。ただひたすら自分の内側に意識を向けていく、その連続が瞑想です。
さて、今回の特別クラスで皆さんどのようなことをお感じになったでしょうか。
次回は2/25(土)14時~16時、佛法寺さんにて行います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。