今年のゴールデンウィークは、千葉県いすみ市にあるマクロビオティックカフェ「ブラウンズフィールド(ライステラスカフェ)」のボランティア🎵

私が大好きな場所、ブラウンズフィールド。
そこでGW特別企画「もったいないカフェ」が開催されることになり、仕込みのボランティアスタッフとして5/2&3の2日間お手伝いしてきました。

ブラウンズフィールドはマクロビオティック料理家中島デコさんが千葉県いすみ市に移住して古民家を改装し、自分たちでお米や野菜を無農薬・自然栽培で育て、梅干しやお味噌はもちろんお醤油やお酢などの調味料も可能な限り自分たちで手作りし、自然・食・人の想いが気持ちよく循環する場です。
カフェだけではなく、田んぼや畑、宿、イベントやワークショップが開催できる場所なども併設されていて、みんなで一緒に暮らしています。

太陽・水・大地・微生物と一緒に生きる暮らしの実践。

例えば水場。

台所・お洗濯・お風呂・トイレから流れた水の先のことを考えて、食器は基本水洗い。
油汚れや粉ものなどはいらなくなった布で拭きとってから水で洗い、それでも落ちない場合は自然由来の液体せっけんを使っています。
お風呂やお洗濯も基本的には同じ液体せっけんを使います。

トイレではトイレットペーパーを流さず、排泄物はそのまま自然に還すシステム。
自分の身体に何を入れ、何を出すのか、人も自然の一部。
食べ物は動物の身体を通った後の方が土に還すのに良いのだそう。
自分の身体の仕組みが自然循環の輪に組み込まれていることを、その責任を再認識させてくれます。

その他にも、雨水タンクにたまったお水を野菜洗いやお掃除に使ったり、太陽光温水器でお風呂を温めたり、天然ガスやかまどでお料理をする。

 

ブラウンズフィールドのお料理は私も実践しているマクロビオティック:玄米菜食がベースです。食材は可能な限り地元のものを、皮や根っこ葉っぱまでできるだけ丸ごと使い、白砂糖や化学調味料添加物等は使わず、動物性食材や調味料を避け、基本的に植物性のものを使います。
自家製玄米は無農薬天日干し、お味噌やお醤油の原材料である大豆や小麦も自家栽培です。
今回キッチンで茹でた大豆をつまみ食いしてみたのですが、ものすごく甘くて味が濃く、これでつくったお味噌やお醤油だからこそこんなに美味しいんだと納得しました。

 

自然の恵みをたっぷり浴びた野菜たちでご飯を作り、使わなかったものはコンポストへ。
土に還り、その土に種をまき、野菜や穀物が育ち、収穫し、種を採る。
そしてまた台所に還ってきて美味しいご飯になる。
サスティナブルな循環する暮らしと食事。
人は自然の一部だという感覚がすんなり入ってくる、そんな心地いい場所がブラウンズフィールドです。

 

今回の企画「もったいないカフェ」は中島デコさんの長女、デコさんのお腹の中からマクロビオティックで育ったシネマさんが高知から里帰りして主宰している、年に数回のイベントです。
何度か訪れたことがあるのですが、このイベントの素晴らしい点は何といっても玄米菜食のビュッフェ、食べたいものを食べたいだけ取れるシステムで、各自が食事の金額を決めるドネーション形式。
相当量の仕込みが必要な為にボランティアスタッフを募集していると知り、今回お手伝いで行ってきました。

こちらは、今回私が持ち込んだもったいない食材たちです。

ご近所の無農薬野菜を育てている農家さんから譲っていただいたり、シャンティクラヨガの会員の皆様からいただいたご自宅で使いきれない食材をお預かりするなどして、こんなにたくさんのもったいないさん達が集まりました。

デコさんやシネマさんはじめ、皆さん大喜び🎵

皆さんのフードロスをなくそうという気持ちが美味しいお料理に姿を変えて、たくさんの人の笑顔に繋がります。

皆様、ありがとうございました💛

さぁてここから、大忙しの仕込みスタートです!!

いやもう、テーブルに乗り切らない食材たちは椅子を使ってもまだ足りず。
なんとか場所を確保しつつ、洗って、選別して、切ったりこねたり巻いたり包んだりしつつ、コンロやオーブンは常にフル稼働。
茹でて、その隣で炒めて、揚げて、すき間時間で洗いものして。
家の台所で作る量とは桁違い、1日あたり200人分以上のお料理を仕込むのは本当に大変です💦

でもさすがシネマさん。

もったいないカフェ用に集められた様々なもったいない食材を駆使して、ブラウンズフィールドのカフェやまかないで使っている食材や調味料には極力手を付けず、最後までもったいない精神を貫いて様々なお料理を生み出していきます。

だからレシピはなし(笑)

「これとこれを使い切る感じでこんなイメージなのを作ってみて」と言われ、どうなるかわからないけどとりあえず作ってみようとスタートしたら、シネマさんから「こっちのお料理で余った汁なんだけどそっちに入れられる?」と、使わないともったいない食材がどんどん増えてきて、作っていてもう何を目指しているのかがわからなくなる始末(笑)

でも、もったいないカフェの趣旨はそこなんですよね。

もったいない食材で美味しいご飯を作る。○○料理にならなくても美味しくなれば良い!

これはブラウンズフィールドでもあるあるで、まかないのお料理はもう2度と作れないものだらけなんだそう。

さてそんな風に悪戦苦闘しているとあっという間に時が過ぎてしまい、気が付いたらカフェスタートです♪

今回はカフェのお客様に加えて田植えの体験イベントで更に90名の方が集まり、とても賑やかなもったいないカフェになりました。

この写真はカフェオープン時のものでお料理があまり出ていないのですが、このあとどんどんお客様が増えてきて長い行列が絶えず、カウンターに並んだお料理の写真を撮らせていただく余裕がなくなってしまいました💦

 

この日はとても良いお天気。

この写真もまだオープン前で、このあと芝生はご家族でゴザをしいてピクニック気分でランチを楽しむ方、子供たちが楽しそうに駆け回る姿で溢れていました。
真っ青な青空の下、豊かな自然に囲まれ新緑じゅうたんの上でいただくランチはまた格別です。

ちなみに向かって左端のタンクが雨水タンクから汲んできたお水です。
各自マイ箸・マイ皿をここで洗って持ち帰ります。

カフェ前日は私だけ前入りして仕込みに参加、翌日は主人も合流してお昼ごろまで一緒に仕込みを手伝いました。

スタッフの皆さんのご厚意で少し早めに仕込みから離れることができ、ランチはカフェでゆっくりと楽しむことができました。

とっても混んでいたので席を取るのが大変だったのですが、仲良しのKさん夫妻がいらしてくださっていて席を譲ってくださいました。

ありがとうございました!!

 

第一弾はかまどで炊いた玄米ご飯に、切り干し大根のはりはり漬け、麻炭のお焼き、おからナゲット、大豆のスパイシー炒め、そうめんチャンプルー、大根のピクルス、ハーブたっぷりサラダ、おからのジェノベーゼサラダ、ネギ味噌です。

このあと何回もおかわりしました\(^o^)/

自分たちで作ったご飯はやっぱり美味しさが違います☆彡

今回のボランティア。

慣れないキッチンということもあり大変な部分もあったけれど、お料理も含めて勉強になることがとても多くて参加して本当に良かったです。

また次回もタイミングが合えば参加したいなと思いました。

ブラウンズフィールド

とっても素敵な場所です。

機会があったら是非皆さんも足を運んでみてくださいね。

※ランチは予約がおススメです(*^-^*)