皆様、こんにちは
明日8/23は、二十四節気では処暑(しょしょ)にあたります。
処暑とは「暑さが収まる」という意味で、昼間はまだ暑い日が続きますが朝夕は涼しい風が吹いて気持ち良く過ごしやすい時期になると言われています。
まさしく、先日の台風が過ぎ去った以降はガラリと夏の装いが変わって、秋に向かって大きく舵が取られたような気がします。
ですがこの処暑は昔から台風が良く来る時期だとも言われていて、毎年、処暑が近づくと過ごしやすくなって嬉しいなと思う反面、気象情報が気がかりなシーズンでもあります。
特に今年の夏は東北地方等、大雨がもたらした災害で今もなお大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。
これ以上大きな被害が出ないことを祈っています。
そして秋と言えば食欲の秋!海のもの、山のもの、畑のもの♪秋の深まりとともに季節の美味しいものがたくさん出回ります。
マクロビオティックでは「身土不二」と言って、身体と環境は別々なものではなく一体だという考え方を大事にしています。
季節の移り変わりも、朝昼晩の移り変わりも、暑い地域・寒い地域があってそれぞれで採れるもの・食べるもの・文化が違うことも、全て陰陽の力の賜物。私たちはこの陰陽の環境の力によって生命を保っています。
自分が生きている環境に合った衣・食・住をすることが陰陽の決まりに沿った行き方になり、それが健康的な生き方に繋がるという考え方、これがマクロビオティックの柱の一つになっています。
今スーパーでは、例えば夏野菜のトマトやキュウリが寒い冬でも関係なく年中売り場に並び、一昔前まではあまり馴染みがなかったアボカドも今やいつでも気軽に買える現代。
でも、夏野菜を食べれば身体は冷えるし、遠い国のものよりも昔から日本人が食べ慣れているものの方が体は素直に受け入れて消化吸収されやすい。
その土地で採れたものをその旬にいただくことが健康のベースになる、それがマクロビオティックの考え方です。
これから徐々に涼しくなる「処暑」を迎える今だからこそ、冷たいものや身体を冷やす生野菜や生ものの摂り過ぎにはじゅうぶん注意して、夏に疲れた内臓を労わり、季節の美味しいものを楽しく頂いて栄養をつけて、陰陽の秩序・バランスを味方につける生き方をしていきたいと思う今日この頃です。
秋と言えば、スポーツの秋、芸術の秋でもありますね。
お子様が部活や習い事など日頃の練習の成果を発揮する大会やコンクール等も多くなる季節。
思いっきり力が発揮できる為にも、この時期の滋養・養生はやはり大切ですね。
イベントや行事も多い秋。
体調を崩しやすい季節の変わり目を上手に乗り越えて、元気に楽しく秋を迎えましょ♪