皆様、こんばんは

明日は二十四節気のうちの小雪(しょうせつ)ですね。

木々の葉が落ち、北国や山間部では雪が舞い始める時期。

日を追うごとに寒さが増し、徐々に冬の気配に変わっていきます。

立冬の次の節気である小雪ですが、冬とは言っても日によっては日中まだ暖かい日もあって、よく「小春日和」なんて言いますよね。

本格的な雪や寒さはまだこれからということから、小雪と言われるそうです。

でも次の節気は「大雪」で12/7。

日に日に冬の足音が大きくなっていく、そんな季節です。

この時期は昼間は暖かくても夕方以降はグッと冷え込みますので、帰りが夕方以降になる場合は身体が冷えないような工夫を忘れず、風邪などひかないようお互いに体調管理に気を付けたいですね。

ちなみに、今週23(祝水)は勤労感謝の日ですが、勤労感謝の日になる前は新嘗祭(にいなめさい)と言って新穀の収穫をお祝いし感謝する日でした。

「新」は新穀、「嘗」は奉る、舌の上にのせて味を試すという意味だそうで、「新嘗」はその年に収穫された新穀を神様に奉って恵みに感謝し、口にすることを表しているそうです。

日本書紀では飛鳥時代にすでに新嘗祭を行っていたという記述が残っているのだとか。

新嘗祭が勤労感謝の日になったのは昭和23年、戦後のGHQ占領政策によって改められたようです。


古来より農耕民族で米を主食としてきた日本人は祭りをとても重要視してきましたよね。

命を支える「食」を神聖なものとして祭事を通して神に天の恵みへの感謝をささげてきました。

「いただきます」「ごちそうさま」という言葉にも、美味しいご飯がいただけることへの感謝の気持ちに加えて、この食事に関わってくれた多くの人たちの働きやご苦労・想いへの感謝、そして食材一つ一つの命をいただいていること、その命をありがたく私の命にさせていただくことに対する感謝の気持ちが込められています。

勤労感謝の日。

自分自身や回りの方に対して「いつもお仕事お疲れ様」という気持ちを改めて持つことに加えて、「食」のありがたさ、自分の命が今こうしてあることに対しての感謝の気持ちも大切に過ごしたいと思いました。